また、手のひらに収まるサイズにこだわっています。
私にとって作品は特別な空間に置かれるものではなく、
普段通りの平凡な日常の中に生きてほしいと思っています。
作品のかたちと質感表現は主に手と数種類のヘラで行います。
色は他素材や画材を混ぜ合わせ、彩色方法の実験の中で 生み出されています。
粘土を掌で包みながら作っていくことで、握った時に手に優しくなじむオブジェとなります。
生活に身近な存在であり、
一日の中でたった数秒でも心がひらかれる時間をオブジェによって感じてもらえたら幸いです。